中長期的な根本治癒を目指す栄養療法ですが、どのような効果があるのでしょうか?実際に栄養療法を体験された方の体験談を紹介します。
今日から始めるPMS対策Navi食事の見直しで過食症状も改善
クリニックで実際にPMSの栄養療法を受けた患者さんの体験談を紹介しましょう。ほとんどのケースが治療開始から3ヶ月で不定愁訴がなくなり、体調が回復しています。
PMSの症状として食欲の過度な減衰・増加がありますが、栄養療法は症状改善だけでなく、こうした生活習慣の改善にも効果があるようです。体への負担も少ないので、長期間続けながら体質を改善させています。
生理前に3000円分もお菓子を過食…冷えとむくみが改善しない
クリニック・ハイジーアで治療用サプリメントによる栄養療法を実施
子宮腺筋症の持病があり、月経過多となってしまっていたAさん。婦人科で漢方薬を処方されて半年服用し、月経痛は改善したのですが、生理前の過食と冷え症、むくみが良くならず、クリニック・ハイジーアを受診しました。
特に過食がひどく、コンビニへ駈け込んで3000円分もお菓子を買い込み、その日のうちに食べてしまう、というのを繰り返すほど。甘いものの過食をやめたいと思っても、衝動を抑えられなくなってしまっていたそうです。
血液検査の結果、ヘモグロビンやヘマトクリットが基準値を下回り、フェリチン(貯蔵鉄)の数値もかなり低く、明らかに鉄欠乏性貧血の様子を表していました。Aさんの場合は、子宮腺筋症による月経過多で、鉄分が不足していることが考えられます。そこで、ヘム鉄と亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ビタミンCとB群を補う治療用サプリメントが処方されました。さらに、甘いものの食べ過ぎによる低血糖症の可能性もあり、改善のための食事療法も並行して行うことになったのです。
サプリメントの服用から1ヶ月でPMSの症状はほとんどなくなり、冷えが改善している実感があったそう。2ヶ月目には甘いものの過食がなくなって、3ヶ月目には不定愁訴がほとんどなくなり、ダイエットをしていないのに、体重が3キロも減って、心も体も軽やかになったと感じているそうです。
PMSの症状で寝たきり状態…精神的にも不安定
クリニック・ハイジーアで治療用サプリメントによる栄養療法
20代の後半から徐々にPMSの症状が悪化して、ひと月のほとんどはだるさや疲労感で起き上がれない毎日。抑うつや過食もエスカレートしていたBさん。以前、婦人科でピルの処方を受けたが症状が悪化したのでやめてしまい、心療内科での抗うつ剤や精神安定剤でも、症状が悪化したので中止しました。
寝たきり状態で過ごしていたら、仕事も結婚も無理だ…と不安になり、クリニック・ハイジーアでの治療を決意したそう。
血液検査の結果、ヘモグロビンやヘマトクリットは基準値内でしたが、フェリチン(貯蔵鉄)の値はかなり低い値で、潜在性の鉄欠乏性貧血であることがわかりました。血糖値も低値のため低血糖症が疑われ、過食の原因がここにあることが判明。さっそく、プロテインとアミノ酸、ビタミンCとB群、ヘム鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムの治療用サプリメントが処方され、食事療法も同時にスタートしました。
治療開始から4ヶ月でPMSの症状は半分ほどに和らぎ、月経前の過食が止まったそう。治療から1年後には体調が回復、1年半後には仕事もできるようになって結婚も決まったということです。