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PMS・生理前におならが増える原因と対策

生理前になると、便秘や下痢になったり、おなかが張っておならが増えるといった腸の変化が出てくる場合もあります。特に、おならの回数が増える、おなかが張るといった症状は女性にとっては日常生活に支障が出るほど深刻なものです。

生理前におならが増えてしまうことがあるのは何故なのかを見ていきましょう。

PMSとおならの関係について

おならの原因は、直接PMSによるものと言えない場合もありますが、プロゲステロンの分泌が増えることにより、大腸の動きが抑制されてしまい、便秘となることからおならが増えるということは関係していると言えます。

また、妊娠しやすい体にするため、子宮内膜を厚くする作用が働いて子宮が大きくなることで腸が圧迫されて血行が悪くなることも考えられます。ただ、こうした便秘やおならは妊娠初期にもみられる症状であるので、いつもよりおなかの張りや便秘、おならがひどいという場合には、妊娠の可能性も考えてみたほうがいいかもしれません。

対策方法

PMSによって増えるおならは、日常生活や食生活を改善することによって頻度を減らすことができます。

1.水分をこまめに取る
普段でも、摂取する水分量が少ないと、便が硬くなりやすくなって便秘になってしまいますよね。生理前にプロゲステロンが増えると腸内の水分が不足してしまいがちなので、積極的に水分を取るようにしましょう。水を飲む場合は、冷たすぎるものは内臓に負担をかけてしまうので、なるべく常温のものを1日1リットル以上飲むようにしてください。

また、マグネシウムやカルシウムの多い硬水のミネラルウォーターは、胃腸を刺激して便を柔らかくする効果があると言われています。硬水を飲む場合には、慣れていないと下痢をすることもあるので、少しずつ慣らしていくようにしてください。

2.バランスの良い食事を取る
便秘やおならの改善には、食生活の改善が効果的です。特に、生理前は食欲が増して偏った食生活になりがちです。三食きちんと食べて、腸内の善玉菌を増やす発酵食品や食物繊維を摂るようにしましょう。

発酵食品はヨーグルトや納豆、みそ、キムチなど。食物繊維は、善玉菌のエサとなるキノコや海藻、穀物などの水溶性食物繊維がおすすめです。

また、肉類などのタンパク質や、ニラやニンニクなどのニオイの強い食べ物を控えるのも、おならのニオイを抑えるのに効果的です。忙しくて食生活が不規則になりがちな方は、サプリや漢方薬などを取り入れて、効率的に栄養素を摂取することもできます。

3.運動やストレッチで腸の動きを良くする

生理前に増えるおならは、腸のぜん動運動が低下することによって起こります。そのため、軽い運動やストレッチをすることで、腸を刺激してぜん動運動を促すことにつながります。運動は特別なものでなくても、ウォーキングなどの軽い有酸素運動でも効果的です。

また、ヨガの「ガス抜きのポーズ」などの簡単なストレッチでもおならを解消することができます。ガス抜きのポーズは、あおむけに寝て両膝を抱え、息を吐きながら胸を膝に近づけて上体を起こし、ゆっくり呼吸を繰り返します。夜寝る前などリラックスできる時にヨガやストレッチを行ってガス抜きをすれば、おなかの張りやおならの回数を減らせるはずです。

運動やストレッチをすると、血行が良くなる、体が温まる、ストレスが解消されるといったさまざまなメリットがあり、おならの解消につながるほかにもPMSの諸症状を和らげることができます。「人前でおならが出たらどうしよう」という意識が強いと緊張状態が続いて、余計にストレスが溜まってしまいますので、自宅でできる改善策で腸の動きを良くしていきましょう。

4.サプリメントで酵素やビタミンを取り入れる

お腹の働きを助けるためには、酵素を取り入れるのもおすすめ。サプリメントから摂取すると簡単です。酵素には消化・分解・排出などを助ける働きがあり、生理前のお腹の不調を緩和してくれるのです。

食べ物にも含まれていますが熱に弱い性質があるため、なかなか普段の食事から補うのは簡単ではありません。サプリメントを利用すると、手軽に十分な量の酵素を補えるでしょう。

ビタミンにも女性ホルモンにアプローチしたり、子宮の収縮を緩めたりする作用があると言われているので、一緒に摂取すると生理前の不調の強い味方になります。
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おならが増える原因

1.プロゲステロンの働き
生理前におならが増える原因には、黄体ホルモンであるプロゲステロンが関係しています。

プロゲステロンは、妊娠する体に備えて水分や栄養分を体内に取り込んで、ため込もうとする働きがあります。

そのため、腸内の水分まで吸収されてしまい、便に水分が足りなくなって硬くなって便秘になってしまいます。そうすると、腸内環境が悪くなってガスが溜まり、おならが増えてしまうのです。

また、プロゲステロンは大腸のぜん動運動を抑制する働きがあります。ぜん動運動とは、胃や大腸などの消化管が収縮する運動のことで、この動きによって中にある食べ物を動かして運んだり、便を体外へ排出させるためのものです。

このぜん動運動が滞ると、排便が正常に行われなくなり、便秘やおならの原因となってしまいます。

2.ストレスによるもの
ストレスが溜まっていると、普段よりもPMSの症状が出やすくなります。また、自律神経が乱れて腸内環境が悪くなってしまい、通常よりもニオイが強いおならとなってしまいがちなので、余計に気になってしまいます。

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