そんな悩みを抱えていらっしゃる方は多いかと思います。それはPMSが原因かもしれません。
PMS期といわれる生理前の期間に、頭痛の症状を訴える女性の数は、全体の約40%を超えているといわれています。頭痛がひどいと仕事や家事などに、様々な影響を及ぼしてしまい、精神的に参ってしまうことも……。
ここでは、生理前の頭痛に悩まされている方に向けて、身体のメカニズムや生理前の頭痛を緩和する方法をご紹介させていただきます。

一般的に、頭痛には2つのタイプがあります。
ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、ちょっと身体を動かしただけでも頭に響く痛みが増すため、日常生活への影響が大きいのが特徴です。 痛みがひどくなり過ぎると、嘔吐などを引き起こしてしまう場合もあります。
こちらは、痛みの程度でいえば比較的片頭痛よりは軽いとされています。しかし、鈍い痛みを伴い頭を圧迫されるような感覚が長時間、絶え間なく続くという、こちらもツライ頭痛であるとされています。
この二つのうち、生理前に起こるのは、ほとんどが偏頭痛だといわれていますが、。まれに、両方の症状が出る混合型の方もいらっしゃいます。 それではなぜ、生理前になると頭痛が発生するのでしょうか?
それは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの一つ、卵胞ホルモンの分泌量が大きく影響しています。 エストロゲンは、生理周期によって大きく増減する波を持っているホルモンで、生理前になると急激に減少してしまいます。
この急激なエストロゲンの減少によって、セロトニンという脳内の神経伝達物質も減少してしまいます。 セロトニンが減ってしまうと、脳内の血管が拡張され、脳内の血管を圧迫するため、頭痛が引き起こされるのです。
つまり、女性ホルモンであるエストロゲンの減少による連鎖反応から、頭痛が引き起こされているということになります。

生理前の頭痛がまだ軽い方だという方は、以下の解決方法を試してみてください。個人差はありますが、手軽にできる生理前の頭痛を改善・緩和する方法をご紹介させていただきます。
食生活が乱れていると、ホルモンバランスも乱れてしまいます。ホルモンバランスが乱れると、生理前の頭痛などの症状が顕著に現れてしまいます。朝・昼・夕と3食しっかり栄養バランスの取れた食事を摂るように心がけましょう。
睡眠不足や身体の疲れも、ホルモンバラスの乱れにつながり、頭痛を引き起こす原因となってしまいます。寝すぎてしまってもいけませんが、適度な睡眠をとって身体の疲れを溜めないようにしましょう。
身体的・精神的なストレスが溜まると、人間の筋肉は緊張して血行が悪くなり、頭痛が引き起こされるといわれています。そのため、仕事や人間関係などでストレスを抱えている方は、ストレスとの上手な付き合い方やストレスの発散法を見つけ、しっかりとストレスを解消するようにしていきましょう。
カフェインには、血管を収縮させる効果があるといわれているため、血管の拡張を原因とする偏頭痛の予防や対策として有効とされています。しかし、アイスコーヒーなど、冷やし過ぎてしまったり、カフェインの取り過ぎはPMS症状を悪化させることもありますので、注意が必要です。

頭痛が本当にひどく、何も手につかないという方もいらっしゃいます。ひどい場合には、目の前がチカチカしてきたり、嘔吐などを引き起こす場合があるほどつらい症状に悩んでいる人もいらっしゃいます。この場合の対処法としては以下の方法があります。
漢方薬の中には、女性ホルモンバランスを整えてくれる作用のあるものや、鎮静作用のあるものが複数あります。即効性は期待できませんが、長く服用を続けることで、毎月の生理前に来る頭痛を軽減してくれるという、体質改善の効果が期待できます。
鎮痛剤を飲むタイミングは、実は痛みが我慢できなくなってからではなく、痛み始め初めに飲むことがいいとされています。 痛みがピークになってからでは、鎮痛剤の効果が薄れ、痛みが緩和されにくくなってしまいます。どうしても我慢できず、鎮痛剤を内服するときは、痛み始め初めのうちに飲むように意識しましょう。
今では、PMSに悩む女性のために、レディースクリニックが積極的にPMS患者さんを受け入れてくれています。クリニックで診てもらうことにより、症状によっては、女性ホルモンのバランスを整えるホルモン剤を処方する場合があります。
このレディースクリニックでは、様々な症状に合わせて治療法を提案してくれますので、辛い頭痛の症状の緩和に大きく期待が出来ますね。

いかがでしょうか? 生理前の頭痛は、本当に辛いものですが、人によって症状や程度も様々です。そのため、周りの人に理解してもらいづらいというところも、PMSのつらさかもしれません。
まずはしっかりと家族やパートナーの方に、理解をしてもらうようにし、あなた一人で我慢したり、抱え込まないようにしましょう。 特に偏頭痛は、動くだけで頭にズキンズキンと響いてしまうので、家事や仕事もままならないときがあります。
周りにサポートをしてもらいながら、ご紹介した対策法で改善、緩和を目指してみてはいかがでしょうか。