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月経前症候群(PMS)の3つの代表的な治療方法について

ホルモン療法

ホルモン療法とは、薬の服用によって体内のホルモン分泌のバランスを整えることで各種症状を改善していく治療法のこと。女性ホルモンの分泌量に直接作用を及ぼしたり、脳の感知機能に直接影響を及ぼすなどして症状の改善を目指す治療法です。

ホルモン治療におけるPMSの考え方
PMSの治療として最も多くのクリニックが採用している治療法が、ホルモン療法。ホルモン療法では、PMSの原因をホルモンバランスの乱れと考え、この乱れに直接作用する薬物を処方することによって症状の改善を目指します。

PMSの直接的原因がホルモンバランスの乱れにあるという点については、栄養療法、漢方療法など他の治療法においても同じ見解です。ただ、体質の改善などからの根本治療を目指す栄養療法、漢方療法と違って、ホルモン療法では症状を抑えることだけを目的とした薬を処方します。言わば対症療法の部類に属します。

具体的な治療法
医師による体質検査、ライフスタイルのヒアリングなどを経て、問題がないと判断される患者に対して低用量ピルを処方。低用量ピルにはいくつかの種類があり、患者それぞれの状態に合わせた薬を選択します。多くの場合、PMSの症状は改善しますが、副作用として吐き気や頭痛などを伴うことがあるので注意しなければなりません。

またピルは避妊薬としても知られているため、服用中は妊娠しません。妊活中の女性は、ホルモン療法以外の治療法を選びましょう。

栄養療法

栄養療法とは、薬を使わずに、不足する栄養素の補充によって症状を改善していく治療法のこと。症状の根本的な原因となる偏った栄養状態を正確に分析し、各患者の体質やライフスタイルに最適な栄養素のバランスを検討し処方する治療法です。

栄養療法におけるPMS治療の考え方
栄養療法を採用しているクリニックでは、PMSの原因を栄養バランスの乱れと考えています。適正な栄養バランスを維持していれば体質は根本的に改善され、ホルモンバランスが整って徐々にPMS症状は改善していく、という考え方です。実際にホルモン療法や漢方療法では改善されなかったPMS患者が、栄養療法に切り替えたことによって劇的に症状が改善したというケースは多くあります。

栄養療法で知られる一部のクリニックでは、特にPMS患者に不足している成分は鉄と考えています。ただし一般の病院の貧血検査で指摘される鉄不足とは異なり、血清フェリチン値検査という日本では承認されていない検査によってのみしか見つからない、いわゆる「隠れ貧血」による鉄不足がPMSの根本原因の一つとしています。

また、もう一つの大きな原因を機能性低血糖と考えます。アメリカでは一般にも知られている医学用語ですが、日本の医学に機能性徹血糖という概念はありません。そのため、PMSの重大な原因であるにも関わらず、多くのクリニックはここにアプローチをしていないのが現状です。

栄養療法では、これら患者の体内に不足している成分をサプリメントという形で提供し、かつ必要な食事指導等も行ない、PMSの根本的な改善を目指しています。

具体的な治療法
栄養療法では、PMSの原因を栄養バランスの乱れと考えていますが、栄養バランスは患者によって全く異なります。よって、どの栄養素、どの成分が患者に不足しているのかを確認するため、まずは精密な検査を行ないます。この精密検査を経て、患者それぞれのPMSの原因を明らかにしていきます。

原因が判明したら、次に患者それぞれに合わせた栄養素を調合したサプリメントを処方。鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群などを中心に、患者ごとにオーダーメイドのサプリメントを調合します。

同時に、機能性低血糖を改善させるための食事指導、生活指導も徹底。指導は栄養士などの専門スタッフが担当しています。

漢方療法

漢方療法とは、患者の体質的な問題に訴えて症状を改善していく治療法のこと。患者の体質や状態に合わせて薬草等を調合し、体内の「気・血・水」の巡りを正常化することで症状改善を目指す東洋医学です。

漢方療法におけるPMS治療の考え方
漢方では、人のすべての病気・体調不良の原因を体内の「気・血・水」の乱れにあるとしています。PMSについては、これらのうち「血・水」の乱れから「気」を含めた全体のバランスが崩れ、もって女性ホルモンのバランスを乱しPMSを発症する、と考えています。

ホルモン療法や栄養療法とは考え方が異なるものの、最終的には女性ホルモンのバランスを整えることでPMSの改善を図るという点において、漢方も同じ立場を採ります。

具体的な治療法
患者の体質や症状に合わせ、基本的には既存の漢方薬を処方します。PMS改善薬としてよく知られる漢方は、「五苓散」「桂枝茯苓丸」「桃核承気湯」「半夏厚朴湯」「当帰芍薬散」など。

なお、対症療法であるホルモン療法とは異なり、漢方は体質に働きかける治療法なので即効性はありません。効果を実感できる時期は、服用開始からおおむね1ヶ月後。2ヶ月経っても効果を実感でいない場合には、漢方による治療が難しい可能性があります。

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