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漢方薬

体全体のバランスを整える漢方で根本治癒を目指す

低用量ピルなどのホルモン剤に抵抗を感じる方や、持病があってピルを服用できない方などにおすすめの治療法です。“気・血・水”という3つの要素を基本と考える東洋医学では、それらの巡りのバランスが崩れることで病気が起こるとしています。西洋医学的に見ると、“気”はエネルギー、“血”は血液、“水”はリンパ液やその他の体液が当てはまり、それぞれの巡りを漢方薬によって整えて、体全体の不調をなくしていく方法と言えます。

PMSの場合は、気・血・水のすべてに異常が見られ、体質に偏りがある方が多いので、それぞれの巡りを改善する漢方薬を組み合わせて処方します。

漢方がPMSに効く仕組み

PMSは月経の約1週間前から起こる、体や心の深い症状を指します。女性にはポピュラーな症状ですが、その原因がはっきり断定されていない部分もあるものです。漢方の視点ではPMSの原因を、卵巣から分泌されるホルモンの変化とその人の体質や体調によるものの2点であると考えています。

これは月経前の子宮内膜の様子や、骨盤内の血液循環が変化するために血液の流れが滞ること、月経前のホルモン量の変化により、体内に水分をため込みやすくなることから水むくみが起こること、さらにホルモンバランスの変化で精神的にコントロールが難しくなることで、「血」「水」「気」のバランスが崩れ、さまざまな症状を引き起こすことになるという考え方です。

PMSは、これらの体のバランスがすべて乱れている状態。そのため、各症状に働きかけることができる漢方を複数組み合わせて処方し、総合的な解決を目指します。

女性ホルモンが乱れて起きる不調

ホルモンバランスを整えるには薬だけではなく漢方も有効だという事がよくおわかりいただけたのではないでしょうか。

そもそもホルモンバランスが乱れている状態とは、基礎体温の低温期と高温期の2つにわかれており、それぞれの温度差が0.3度以上無く、排卵がきちんと行われていない場合はホルモンバランスが乱れていると言われるようです。

ホルモンバランスが乱れる原因は2つあると言われています。

まず1つ目は年齢との関係です。

ホルモンバランスが乱れやすいのは、主に思春期と閉経後の更年期だそうです。

思春期の場合、体の成長が不十分で、上手にホルモンバランスを取ることができないことから、乱れやすいと言われています。

閉経後の更年期の場合、女性ホルモンが減少するためその減少に体が上手く対応できず、結果としてホルモンバランスが乱れてしまいます。

2つ目は生活習慣です。

寝不足や過度なダイエットやストレスなど、生活習慣が乱れてしまうとホルモンバランスが乱れてしまいます。

また、ホルモンバランスだけでなく、自律神経の乱れも同時に起こってしまうこともあります。

現在の若い女性はSNS疲れなどで、特にストレスが溜まりやすいのでストレスを上手に発散、コントロールを行わないとホルモンバランスが乱れてしまいPMSにも繋がってしまうかもしれません。

どんな不調がおこるのか

ホルモンバランスの乱れがPMSにつながってしまうこともそうですが、それ以前に生理不順や強い生理痛があなたを襲うことでしょう。

生理不順とは、無月経や過小月経、頻発月経といった生理の乱れ。
それに伴い、強い生理痛に襲われることもあれば、不正出血が頻繁に起きることも。

生理が不安定かつ肌荒れやニキビが気になる場合、女性ホルモンが乱れている疑いがあります。

慢性的に生理不順な方の場合、またか・・・と放置する方もいらっしゃるでしょう。
既にPMSになっているかもわかりませんので、少しでも生理がおかしいなと感じたら専門のクリニックで診察を受けましょう。

現代の治療はピルだけでなく、サプリメントや漢方を使った治療法もあり、副作用などの心配も少なくなっており、安心して治療することが可能です。

漢方治療の特徴や治療内容

弁証によって体質や問題点をチェック

漢方治療は、お腹を触る腹診や脈をみる脈診などをして、患者さんの体質や滞っている部分を見つける「弁証」から始まります。クリニックによっては、西洋医学的な検査機器を併用して検査することもあるそうです。最初の見立てによって、どんな漢方を処方すべきかが決まりますから、漢方治療における最も重要なポイントと言えます。

PMSに効果的な漢方薬の種類

クリニックで漢方治療を受ける場合、PMSなどの症状改善を目的として処方される薬は健康保険が適用となる薬から選択されるケースがほとんど。PMSや月経困難症などの婦人科疾患のためにブレンドされた薬が主に処方されます。

例えば、“気”を整えるための薬として「加味逍遥散」や「抑肝散」、“血”の巡りを促す「当帰芍薬散」や「桂枝茯苓丸」、水分の排出を促してむくみを取る「五苓散」や「柴苓湯」などが用いられるそうです。

効果が表れるまで長い目で治療を

効果が表れるまでに時間がかかる、というのが漢方薬に対する一般的なイメージ。確かに、西洋薬に比べると生薬の効き目は緩やかで、効果を実感するまでに長期間服用を続けなければなりません。しかし、症状を改善する即効性が期待できない代わりに、根本的な体質改善が期待できるのが漢方薬。長い目で見れば、PMSの症状が出ない身体へと変えることが可能である点は、漢方薬の最大のメリットです。

PMS治療によく使われる漢方薬一覧

五苓散(ゴレイサン)

五苓散は利水剤としてしようされ、体内の余計な水分を排出し身体の代謝機能を正常に戻してくれます。PMSによる冷えやむくみ・頭痛・めまいなどの症状に効果的な漢方です。

成分・効能

  • 桂皮…身体を温め、発汗・解熱・のぼせ
  • 猪苓…解熱・利尿剤
  • 沢瀉…生理不順や、冷え性
  • 白朮…冷え性、頭痛、めまい
  • 茯苓…女性ホルモン変動による精神症状緩和

副作用

  • 食欲不振、下痢、胃の不快感など

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

桂枝茯苓丸は生理痛、生理不順、更年期障害、冷え、頭痛、婦人疾患、のぼせなどに効果があります。

成分・効能

  • 桃仁…月経不順、下腹部の膨張感の緩和
  • 牡丹皮…鎮痛、不眠解消、消炎、婦人科疾患の緩和
  • 茯苓…利尿作用・鎮痛・イライラの緩和
  • 芍薬…生理不順、神経痛
  • 桂皮…発汗、解熱、鎮痛、のぼせ、イライラの緩和

副作用

  • 胃の不快感、食欲不振、肝機能の異常、吐き気、下痢など

桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

桃核承気湯は生理不順・便秘・イライラ・腰痛・不安感・のぼせなどに効果のある漢方です。

成分・効能

  • 桃仁…月経不順や下腹部の膨張感の緩和
  • 甘草…緊張緩和・鎮痛・解毒
  • 桂皮…身体を温め、のぼせやイライラの発散、解熱、鎮静
  • 芒硝…便秘の解消、利尿作用、冷え性の改善
  • 大黄…便通を促し、身体に溜まった熱を排出

副作用

  • 胃の不快感・食欲皮疹・吐き気・下痢

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

半夏厚朴湯は、抑うつ気分、情緒不安定、イライラの緩和、呼吸困難などに効果があり、気分をリラックスさせてくれます。

成分・効能

  • 半夏…吐き気、めまい、不眠
  • 蘇葉…身体を温め、胃腸炎や風邪にも
  • 厚朴…お腹の張り、胃の不快感、便秘、咳や痰の改善
  • 茯苓…利尿・鎮静作用、イライラの緩和
  • 生姜…身体を温め、新陳代謝を高める

副作用

  • 胃の不快感、軽い吐き気、食欲不振など

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

当帰芍薬散は貧血、生理不順、冷え性、肩こり、身体を温める、ホルモンバランスを整える効果があります。

成分・効能

  • 当帰…冷え性、血行障害、月経痛、腰痛
  • 芍薬…貧血、女性ホルモンの乱れによる神経症状、生理不順
  • 沢瀉…余分な水分を排出、生理不順、むくみ、冷え
  • 茯苓…利尿作用、鎮静作用
  • 川芎…貧血、冷え性、月経痛
  • 白朮…身体を温める、利用作用、頭痛、めまい

副作用

  • 食欲不振、胃の不快感、吐き気など

服用のポイント

効果を実感できるのは1か月後から

漢方を飲み始めてその効果を実感するようなるのは、約1か月後からです。薬のようにすぐに効き目があるわけではないため、長い目で見て服用する必要があります。2か月経過しても体に変化がない場合は医師に相談してみましょう。

食事と食事の間に飲む

漢方は食事と食事の間に飲むと効果的です。12時に昼食、19時に夕食であれば15時あたりに服用すると良いでしょう。また、胃の中に何も入っていないほうが吸収しやすくなります。

人肌程度のお湯がベスト

漢方は、人肌程度のお湯で飲むことが推奨されています。外出先などで難しい場合は水でも構いません。面倒だからと、コーヒーやジュースと一緒に飲まないようにしましょう。

漢方薬の購入方法

漢方薬を手に入れるには、病院で処方してもらう方法とドラッグストアや薬局で購入する2つの方法があります。

病院で処方してもらう場合は、医師に症状の程度や期間について相談することが可能です。PMSの場合、低用量ピルを処方されることが多いようですが、漢方を希望すれば処方してもらえます。

また漢方はドラッグストアや薬局でも販売されているため、いつでも手軽に購入できるものです。自身に当てはまる症状に有効な漢方をネットで事前に調べ、店舗に薬剤師がいる場合は相談して購入しましょう。また、漢方薬局であればその人の症状に合わせたオーダーメイドの漢方を作ってもらうこともできます。

さまざまな方法で漢方を購入することができますが、初めて漢方を飲む場合には、やはり病院でカウンセリングを受けてからの服用がおすすめです。

漢方治療を行っているクリニック

Kメディカルクリニック(漢方療法)

世田谷区にある『Kメディカルクリニック』は、漢方薬を使った東洋医学的治療と、西洋医学的な内科治療の両方が受けられるクリニック。一般的な内科的疾患の他、アレルギー疾患や糖尿病などの治療にも力を入れており、漢方治療は内科治療と並行して行われています。

西洋薬では作用が強すぎたり体質に合わないという患者さんに、保険適用の漢方薬による東洋医学的な治療を勧めているそうです。PMSの改善に有効な薬として、有名な婦人薬「加味逍遥散」や「当帰芍薬散」などを処方しています。

医療機関で行う専門的なPMS治療ドクターズサプリという選択

PMS対策Navi厳選!PMSを治療できる専門クリニック

クリニック・ハイジーア

治療法の特徴

根本的な改善が望めるか

◎

安全性

◎

手軽さ

○

費用の目安

生化学検査料15,000円+初診料5,000円+治療用サプリメントの処方50,000円〜(1ヶ月)
※初診時、カウンセラーによるカウンセリング(60分)無料

行っている治療方法

栄養療法

血液検査や尿検査でPMSの原因を特定し、不足している栄養素を補うためのサプリメントを医師が処方します。サプリの服用と同時に食事や生活指導を受け、体質改善を行うことで、根本から症状を改善する治療法です。3ヶ月〜半年ほどで症状や体質に改善がみられるかどうかをチェックします。

クリニック・ハイジーア/秦俊昭 院長

引用元:クリニックハイジーア公式 HP
(http://pms-hygeia.jp/)

ドクターの紹介

クリニック・ハイジーア/秦俊昭 院長

防衛医科大学医学部1982年卒業。東京慈恵会医科大学医学研究科大学院修了。 防衛医科大学病院、自衛隊中央病院などを経て、 三宿病院産婦人科部長などを歴任し、 2013年より、クリニック・ハイジーア院長就任。日本産婦人科学会専門医。

渋谷文化村通りレディスクリニック

治療法の特徴

根本的な改善が望めるか

△

安全性

○

手軽さ

○

費用の目安

1回3,300円(初診・再診料は別途)

行っている治療方法

PMSレス注射

ビタミンBや必須アミノ酸などを配合した注射を、PMSの症状が激しいときに行います。1回の注射で症状緩和が期待でき、効果は3〜4日続くそうです。

渋谷文化村通りレディスクリニック/丸橋和子 院長

引用元:渋谷文化村通りレディスクリニック HP
(http://www.shibuya-bunkamuradori-ladies.jp/)

ドクターの紹介

渋谷文化村通りレディスクリニック/丸橋和子 院長

平成4年、香川医科大学卒業。産婦人科医として20年近く経験を積んだ後、平成25年より渋谷文化村通りレディスクリニックに勤務。平成27年11月より同院の院長に就任する。日本性感染症学会認定医、母体保護法指定医師。

成城松村クリニック

治療法の特徴

根本的な改善が望めるか

◎

安全性

◎

手軽さ

○

費用の目安

プラセンタ注射2アンプル2,000円~
栄養療法「栄養解析レポート」25,000円+サプリメント代

行っている治療方法

プラセンタ療法、栄養療法

プラセンタ注射を2アンプル2,000円〜で受ける治療法と、オーダーメイドのサプリメントによる栄養療法があります。プラセンタ注射は1回に2〜5アンプルを症状に応じた回数だけ注射します。栄養療法は、血液検査などで栄養状態をチェックし、足りない栄養素をサプリメントで補う方法です。

成城松村クリニック/松村圭子 院長

引用元:成城松村クリニック HP
(http://seijo-keikoclub.com/)

ドクターの紹介

成城松村クリニック/松村圭子 院長

1995年に広島大学医学部卒業後、広島大学医学部産科婦人科学教室に入局。2010年に成城松村クリニック開院する。女性の美容健康向け書籍の執筆や監修・女性向け携帯サイトへの出演など、様々なメディアで活躍している。

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