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診断テストの結果3重度PMS:生活に支障が出るほどひどい症状

PMSは診療できます!早めにクリニックで診察を

身体的・精神的な症状が強く現れ、行動面でも生活に支障をきたす程の影響を受けている方は、できるだけ早く専門医を受診するのが賢明です。

以下では、重度のPMS患者さんの具体的な症状例を紹介していきます。「いつもの生理だし…」と思い込むのではなく、早めの診察を検討しましょう。また、クリニックではどのような治療を行うのかについても解説していきます。

注意すべきPMSの重症例

PMSの症状は様々ありますが、どのような症状の場合に特に注意すべきなのかをまとめてみましょう。PMSの重症例と言えるケースをいくつか紹介します。

20代
会社員

生理前の1〜2週間前から、睡眠薬を飲んだように眠くなる。朝から夜まで常に眠い状態で、仕事にも支障をきたすほど。さらに頭痛も1日中続いている。精神的には、うつ状態になったりパニックになったりを繰り返す。

20代
学生

月経前になると、絶望的な気持ちや、自己否定の感情が沸き上がって来る。消えてしまいたくなって部屋から出られない。人と会うことも難しくなる。

30代
会社員

生理が始まる1週間前くらいから、朝起きた時の倦怠感が強い。頭痛やむくみがひどく、ボーっとして仕事に集中できない。ミスを繰り返したり、物忘れが多くなって周囲に心配されることも。

40代
主婦

生理が近くなると、腰痛や胸の張りが強くなってすぐに分かる。特に乳房の張りがひどく、下着を付けるのも辛いほど。便秘やお腹の痛みもひどくなる時があり、寝込んでしまう日もある。

40代
パート勤務

夫に指摘されて気が付いたのだが、生理前になると暴力的な発言や行動が多くなる。夫や子供に無意識のうちにあたってしまっているようで、家庭内がギスギスした雰囲気になる。生理が始まって2日くらいで治まるので、人が変わったようだと言われる。

一刻も早く症状を和らげるために…まずクリニックへ

精神的症状が強く、重症化してしまうケース

月経の前に起こるPMSのうち、精神的障害がひどいものを「PMDD(月経前気分障害)」と呼びます。PMDDといわれる症状は以下のようなものです。

・1日中強い眠気に襲われ、倦怠感が続き、頭痛も伴う
・精神的に不安定になり、落ち込んだりパニックになったりを繰り返す
・絶望的な気持ちや自己否定の気持ちが強くなり、人に会うのも難しくなる
・暴力的な行動や発言が多くなり、人格が変わったようになる
・腰痛や胸のハリがひどくなり、学校や会社を休まなければならないほどの症状が出る

これらの症状が月経の1~2週間前から起こるようになり、月経後には嘘だったかのようになくなります。一般的なPMSに比べ、精神的症状がひどく、特に拒絶や批判に関する感受性が強くなり、理由のない焦燥感を覚えることが多いようです。

PMSとPMDDを明確に区別することは難しいですが、本人がどの症状がいちばん辛いと思っているかと、精神的な症状に専門家の治療が必要になるかがポイントといえます。

PMSが重症化してしまう原因はストレス

PMSが重症化しやすい人には特徴があるといわれています。

・まじめで几帳面
・責任感が強い
・完璧主義
・こだわりが強い
・なんでも我慢してしまう
・自分に厳しい
・体調を崩しやすい

これらに当てはまる人は、PMSの症状がひどくなりやすい傾向にあります。しかし、PMSの精神的症状の重症化には、ストレスも大きく関係するものです。特に職場や生活環境、家庭など変化が難しい部分にストレスがあると、PMSの症状と合わさって人間関係に支障をきたし、悪循環に陥ってしまうことにもなります。自分で気持ちをコントロールするのが困難であることに加え、女性特有の症状でもあるため、周りの人にも理解してもらいにくく、1人の力では改善が難しいのです。

一刻も早く症状を和らげるために…まずクリニックへ

精神的な症状は1人での改善がなかなか難しいため、専門医を訪れるのが効果的です。セルフケアで十分な効果が得られない場合は、卵巣の病気やホルモンの異常など別の病気を疑う必要もあります。

婦人科では、血液検査を行うことでホルモンバランスもチェックでき、低用量ピルや漢方薬を処方してもらうことが可能です。心理療法の専門家からのアドバイスは、自分が気が付いていなかった気持ちや人との付き合い方を気づかせてくれるきっかけになることでしょう。アロマセラピーでは、リラックス効果の高いオイルを使ったマッサージを受けることで、脳がリラックスして症状が落ち着きます。症状を長期化、重症化させないためにも、これらの専門家への受診を検討しましょう。

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強い症状を出さないために…体質改善に取り組もう

症状が激しい時は、抗うつ剤や低用量ピルなどで症状を鎮める対症療法が選択されます。しかし、閉経まで同じような症状が続くとなると、本人や家族、周囲の人にとって負担となってしまうので、できるだけ早く症状を出さないような根本治療を行う必要があるでしょう。

根本治療とは、問題のある体質そのものを変える治療です。例えば、『クリニック・ハイジーア』など一部のクリニックで行っている栄養療法があります。

検査によって自分に足りない栄養素を分析し、適切な量を吸収できるようサプリメントを処方する方法です。合わせて食事や生活指導なども行い、体質やライフスタイルそのものを治療していくので、将来的には、薬を飲まなくても症状が出ないように改善することができます。

重度のPMS症状に悩まされている方は、こうした専門的な治療ができるクリニックの受診を検討してみてください。

医療機関で行う専門的なPMS治療ドクターズサプリという選択

PMSとPMDDの境界線から考える「ひどいPMS」とは?

PMDDを大雑把に考えれば、重症化したPMSのことです。よって双方を別々の症状として考えるのではなく、PMSの延長上にPMDDがある、と考えたほうが正しいでしょう。しかし医学的には、双方をあえて別々の症状として区別しています。その理由は、PMDDの症状があまりにも重いからです。

PMDDには、世界標準である医学的な診断基準があります。以下、要約した形でPMDDの定義を紹介しますが、この定義に照らし、重症のPMSをPMDDとするか「ひどいPMS」とするか、考えていきましょう。

【PMDDの医学的診断基準(抄)】

A.
過去1年の生理周期の大半で、以下11の症状のうち5つ以上が該当する。また該当する5つの症状のうち、1つは①、②、③、④のいずれかである。

①抑うつ、絶望感、自己卑下の感情が著しい
②緊張や不安が著しい
③情緒の起伏が著しい
④著しい怒り、継続的な怒り、怒りに基づく対人関係の摩擦がある
⑤仕事や学校、趣味などの日常に対する興味の減退がある
⑥物事に集中することが困難になる
⑦倦怠感が著しい
⑧食欲の著しい増減や、好物の変化がある
⑨過眠や不眠など、睡眠が不安定である
⑩自分を制御できないという自覚がある
⑪頭痛や乳房痛など、身体的症状がある

B.
上記の症状によって、社会活動や人間関係が著しく妨げられる。

C.
うつ病などの病気の悪化ではない。

D.
A.B.C.が生理周期で2回連続、かつ毎日確認されている場合、PMDDと診断する。

PMSとPMSSDDの境界線
・①~⑪の症状のうち5つを満たす
・そのうちの1つは①~④のいずれか
・症状の影響で、社会活動や人間関係に大きな影響がある
・これらの症状は、単なる持病の悪化ではない
・この状態が1年以上続いている

以上がPMDDの定義、言い換えればPMSとPMDDとの境界線です。
この境界線を基準にすると、「ひどいPMS」の定義は次のように類推されます。

ひどいPMSとは

・PMDDに匹敵するほど症状がひどい
・PMDDの要件を1つ以上満たしていない

ところで、①~⑪の要件のうち、4つしか該当しない人もいるでしょう。あるいは、実際にはPMDDでありながら、強い理性と自律心によって、社会生活・対人関係での摩擦を強くは見せない人もいるでしょう。それらの人は医学上、PMDDではなく「ひどいPMS」と診断されます。

極めて乱暴なまとめ方ですが、私たち一般人にとって、PMDDと「ひどいPMS」との間には明確な境界線はありません。とにかく、辛い。ただそれだけです。

「ひどいPMS」と「普通のPMS」の境界線

「ひどいPMS」と「普通のPMS」とを客観的に区別する基準はありません。医学的には、同じくPMSと診断されるだけでしょう。あるいは症状の程度に関わらず、本人が「ひどい」と思えば「ひどいPMS」、本人が「普通」と思えば「普通のPMS」になるなど、両者の区分けには多分に主観的な要素も入ってくるでしょう。

ただし、すでに説明した「ひどいPMS」は、限りなくPMDDに近い症状です。この点に照らして「普通のPMS」との区別を考えてみたいものです。

生理前に頭痛や腹痛などの身体的症状を自覚するものの、市販の鎮痛剤等で症状がある程度和らぐならば、「普通のPMS」と考えて良いでしょう。あるいは「ついイライラして旦那にあたってしまう」といった程度の精神的症状であれば、「普通のPMS」と考えて良いかも知れません。

「ひどいPMS」と「普通のPMS」は、白か黒で判定できる関係ではありません。白から黒へと移行していく、言わばグラデーションのような関係と考えるべきでしょう。

身体的症状に注目して「ひどいPMS」の傾向を判断する

「ひどいPMS」と「普通のPMS」を区分することは難しいのですが、一つの基準として身体的な症状に注目してみると分かりやすいかも知れません。著しい精神的症状に加え、以下のいずれかの身体的症状が見られた場合には「ひどいPMS」の傾向があると判断できます。

①睡眠障害
・著しい不眠症状がある
・昼夜関係なく、とにかく眠い
・昼は眠くなり、夜は目が覚める

②摂食障害
・炭水化物や甘いものを異常に食べたい
・極端に食欲がない

③体の膨張感
・乳房を始め、体が異常に膨張している感じがする

④体の痛み
・乳房、頭、関節、腰、筋肉などが激しく痛む

強い精神症状とあわせて、以上のような身体的症状が見られた場合には「ひどいPMS」の傾向があります。いずれも上記で紹介したPMDDの要件に近いものなので、PMSとしては重症な部類になるでしょう。

これらの症状が生理周期において習慣化してしまうと、本人は「いつもの事」で片付けてしまうかも知れません。しかしながら、少々意地悪な見方をすれば、周りの家族や同僚に強く支えられているからこそ、本人は「いつもの事」で片付けられている可能性もあります。人間関係に致命的な軋轢が生まれたとき、これを「いつもの事」で片付けることはできなくなるでしょう。

これらの症状を放置したところで、生理周期ごとに徐々に症状が改善していくものではありません。自分のため、そして支えてくれているみんなのため、速やかに婦人科やPMS専門病院などを受診することをお勧めします。

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