PMS対策・改善NaviTOP » PMSコラム » 「病院選びの前に」PMSと診断されるまでの過程を辿る
PMSとは?診断テストでわかる PMS対策キホンの予防 セルフ改善医療機関で行う 専門的なPMS治療PMS治療が受けられる 病院リスト【セキララ座談会】つらい生理前どうしてる?

「病院選びの前に」PMSと診断されるまでの過程を辿る

毎月毎月一定期間、辛い症状が1週間ほど続き、日常生活や社会生活に影響を及ぼすことがあるのです。身体的・精神的に症状がでてしまい、病院やクリニックなどの医療機関で治療をする女性も少なくないようです。専門病院では、どのような過程を経てPMSの診断と治療に至るのでしょうか。

ここでは、PMSの診断基準やおこなわれている検査についてご紹介していきます。

PMSの診断基準ってあるの?

日本産科婦人科学会産婦人科用語集によるとPMSは、「月経前3から10日の間続く、精神的あるいは身体的症状で、月経発来とともに減退ないし消失するもの」と定義されています。

日本にはPMSの診断基準に関するガイドラインはなく、日本の病院では米国産婦人科学会の診断基準を元にして判断しています。

米国産婦人科学会の診断基準では、PMS症状を「身体症状」と「精神症状」に分け、少なくとも2周期以上にわたり症状の周期的な変動が見られ、月経5~10日目の症状に比べて月経前の症状の方が3割以上強い場合はPMS症状であると診断すべきとされています。

また、過去3回の月経周期において、月経前の5日間に次のような身体症状や精神症状が現れることがある方はPMSとして診断されています。

1 下記内容などの情緒的症状がある

  • ・抑うつ
  • ・怒りの爆発
  • ・いら立ち
  • ・不安
  • ・混乱
  • ・社会からの引きこもり

など

2 下記内容などの身体的症状がある

  • ・乳房痛
  • ・腹部膨満感
  • ・頭痛
  • ・むくみ

など

3 これらの症状が月経開始後4日以内に軽快し、13日目まで再発しない

4 これらの症状が薬物療法、ホルモン内服、薬物あるいはアルコール使用によるものではない

5 少なくとも過去2周期にわたって同じ症状が同時期に現れている

6 社会的あるいは経済的能力のはっきりした障害が認められる

PMSの専門医を確認したい方は…
>> PMSクリニックリスト

診察してくれる医療機関は?

PMSを診断してくれる病院はどこがあるのか

婦人科、産婦人科、心療内科、精神科、女性外来などがPMSの診断を行っています。問診・検査を行い、治療方法や方針が決まり治療として薬の処方がされる、というのが一般的な流れとなっています。

身体的症状が強い場合

乳房の痛みや頭痛やむくみなどの身体症状が強い場合には、婦人科、女性外来などの診療を受けることをおすすめします。栄養療法や漢方療法、低用量ピルの処方などの治療が用いられています。

心理的症状が強い場合

抑うつやいら立ちや不安感、孤独感などの心理的な症状が身体的な症状よりも強い場合には、精神科や心療内科の診療を受けるとよいでしょう。抗うつ剤や精神安定剤などにより、心理的な症状に対する治療がおこなわれています。

また、大規模な病院では、症状によって婦人科から心療内科や精神科へ移動して診察を受けることもありますし、心療内科や精神科から婦人科に移動する場合があります。

PMSの診断に必要な検査は?

月経前症候群の診断に必要な検査とは

問診

医師は患者様の症状や心身の状態を知るために、PMSの具体的な症状だけでなく初潮年齢、性交渉の有無、妊娠歴の有無なども質問します。 この問診の際に、基礎体温表があると、医師にとって大きな診断材料になりますので、なるべくつけておき、持参するとよいでしょう。

また、患者様の症状に応じて、いろいろな検査をおこなわれる可能性があります。

血液検査

血液検査によってホルモンバランスなどを調べることができます。(潜在性)鉄欠乏性貧血がPMSを引き起こすことがあるので、血液の状態や、欠乏している栄養素についての項目も調べます。血液検査ではPMS以外の、病気の有無も調べることが可能となっています。

尿検査

女性ホルモンは尿に混ざり排泄されるので、尿検査によってもホルモンバランスを調べることができます。

超音波検査

超音波検査によって、子宮や卵巣などの状態を調べることができます。膣の中に器具を入れて診察する「経膣エコー」と、腹部にあてて診る「腹部エコー」などがあります。

PMS症状の治療は保険を適用させ、治療してもらうこともできますが治療費が高額になることが多いです。そのため診察にかかる費用が心配な方は、事前に料金などを電話やWebサイトから確認することをオススメします。またPMS外来などがあるクリニックでしたら、快く対応していただけますので、一度クリニックに連絡して相談するのもいいかもしれません。

PMSだと診断されたら

PMSにはあらゆる角度からのさまざまな治療法があり、栄養療法や漢方療法、低用量ピルなどの薬物療法を長期間にわたって、気長におこなわなければならないことがほとんどです。特効薬や即効性のあるものではないですし、また人によって効果の有無が出てしまうことがあります。自分の身体に合った治療法を見つけていくことが重要です。

PMSを引き起こしてしまう要因としては、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの崩れなどが挙げられます。PMSの症状に対してあまり神経質になりすぎず、心や体をゆったりとリラックスした状態にしてあげることもPMS改善への大きな一歩になります。体をいたわる健康的な生活習慣に整えることも大切です。

気長に治療を行っていく

PMSの診断基準には、多くの心理的症状や身体的症状が挙げられます。
それぞれの患者様に現れる症状に対して、効果がある治療を行うことが重要なのです。診断を受けるためにも医療機関を受診することが大切であると言えます。問診や血液検査など、さまざまな角度から症状の原因を調べることがおこなわれています。

PMSだと診断されたら、神経質になりすぎず気長に治療をおこなっていくことが大事ですね。生活習慣や食事のバランス、睡眠や休息時間など管理できるものは管理していくなど、ご自身でできることもあります。PMS治療には、前向きな気持で治療を行うと効果的であるといわれています。焦らずじっくりと治療にのぞんでいきましょう。

PMS診断 PMS診断
TOP